「会社の表彰式へ向けて、どんな表彰状や表彰楯を選べば良いのか分からない…」
広報担当の方やスポーツ大会などイベント運営の事務局の方の中には、こういったお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
表彰式などで使用される表彰状と表彰楯・表彰盾には、それぞれ明確な違いと目的があります。
表彰式の内容や表彰される人物の立場、伝えたいメッセージなど、用途によっても選び方に大きな違いが出てきます。
そこで本コラムでは、表彰状・表彰楯と表彰盾の違い、それぞれの主な活用シーン、おすすめの選び方を詳しく解説していきます。
Contents
表彰状とは?

表彰状と聞いてまず思い浮かぶとすると、何かの功績や業績を称えるためのノベルティの一つとして捉えて老いる方は多いでしょう。では、具体的に表彰状がどのような場面で使われているのか、どのような内容の業績などを称える物なのか、定義が曖昧であまり線引きがなされていないのが現状かと思います。
そこで、ここからは、表彰状がどのような人物に対して贈呈されているのか、どのような場面で活用されているのか、特徴を詳しく解説します。
表彰状の特徴
表彰状は、企業が主催する表彰式や市や区、県などの公的機関が主催するイベントなどにおいて、表彰する人物を称えるフォーマルな贈呈品として活用される事例が多いです。
表彰状に印字した文字で贈る相手に対してしっかりと感謝の気持ちやこれまでの功績を称えられる高級感や重厚感がある贈呈品として、企業やスポーツ大会の運営など、幅広い分野で重宝されています。
贈呈後も、額装することで長期間の保管も可能となり、贈られた方にとって思い出の品として大切に扱っていただくこともできます。
表彰状の活用事例
表彰状の活用事例としては、企業の表彰式で社員の活躍や業績を称える時や、定年退職する社員への感謝の気持ちとして表彰する。
他にもITやバイオテクノロジー、数学など専門性の高い分野で大会やコンテストに優勝した際の技術力・研究内容を表彰するという活用事例があります。
表彰楯・表彰盾とは?

表彰楯・表彰盾は、アクリル素材、ガラス素材、金属素材など、さまざまな種類の素材を加工して製作する立体的な贈呈品・記念品です。
企業が主催する表彰式や、公的機関が開催するイベントでのロゴ、受賞者名の名入れ、表彰内容を印字して、手に持った時の質感や重さ、形など、表彰式の雰囲気に合わせた自由なデザインが可能なものです。
表彰楯と表彰盾の違い
また、検索したり漢字に変換する際に、「表彰楯」「表彰盾」という2つの名前がヒットするかと思います。
2つの名前は、漢字が異なるものの、同じものを指します。
「盾」と「楯」どちらも読み方は「たて」ですが、表記が違うため混乱してしまう人も多いかもしれません。実はこの違い、漢字の「種類」によるものです。
表彰盾
「盾」は、文化庁が定めている「常用漢字」に含まれています。常用漢字とは、新聞や会社の書類、学校教育など、日常生活でよく使うことを前提にした漢字の一覧のこと。
表彰楯
一方、「楯」は常用漢字には含まれていない「表外漢字」と漢字で。日常的にはあまり使われませんが、文化庁が別の一覧(表外漢字字体表)で形を定めていて、正式な漢字として認められています。
実際、表彰用品業界では「楯」という漢字がよく使われています。これは、昔の表彰用の盾が木で作られていたため、「木へん」がついた「楯」の方がイメージに合っていたからです。表彰楯やトロフィーなどを取り扱う専門店では、そうした由来から「表彰楯」という表記を使っています。
参照:常用漢字表、表外漢字字体表(文化庁ホームページ)
文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 内閣告示・内閣訓令 | 常用漢字表(平成22年内閣告示第2号)
文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 各期国語審議会の記録 | 第22期 | 表外漢字字体表
表彰楯・表彰盾の特徴
表彰楯・表彰盾は、活用する表彰式などのイベント毎の雰囲気に合わせたデザイン性、そして、贈呈された側の人物にとっては、一生物の宝になるので、家や職場のデスクなど、インテリアとして飾ることで、室内の雰囲気を一段と華やかにもできます。
表彰楯・表彰盾の活用事例
表彰楯・表彰盾が実際に活用される事例としては、企業で最も営業成績を出した社員への表彰式での贈呈品として贈られるもの。また、スポーツ大会やコンテストなどで順位争いをして見事にTOP3にランクインした人物やチームに対して、頑張りや努力、功績を表彰するものとしての活用が挙げられます。
他にも、職場を退職する人物へこれまでの勤続や社内での業績、関わった方々からの感謝の印として、表彰楯・表彰盾が贈られる事例、外部の協力会社やパートナー社員への労いとして贈られる事例もあります。
表彰状と表彰楯・表彰盾はどう使い分ける?
ここまでで、表彰状、表彰楯・表彰盾の特徴や活用事例について解説してきました。
それぞれの色や形状のデザイン性や印字できる文字数などで、異なった特徴を持つものの、どれも相手への感謝や業績を称えるという意味では一緒に受け取られる方は非常に多いです。
では、実際に表彰式やスポーツ大会などにおいて、どのような基準で表彰状、表彰楯・表彰盾を選ぶのがおすすめなのか、具体的な判断基準を交えて解説します。
おすすめの選び方は活用する目的別にすること
前述でも解説したように、表彰状、表彰楯・表彰盾は、表彰式の雰囲気と贈呈する相手に合わせてデザイン性や印字を自由に製作、加工することが可能です。
そのため、実際に発注をご検討されている方に大切にしていただきた点として、活用する目的を明確にしておくことです。
表彰状、表彰楯・表彰盾がどのような場面で活用したいとイメージされているのかによって、より適切なデザイン性やご提案が可能になるため、まずは表彰式の規模感などから選ぶのが、決めやすいでしょう。
おすすめの選び方:表彰式の規模や目的別
表彰式の規模や用途・目的別に、どのような選び方の基準になるかをリストでまとめてみました。
- 自社内の社員向けに営業成績や功績を残したい:表彰状
- 公共機関の式典・スポーツ大会での表彰式やコンテストの表彰式などで、メディア用の写真撮影でもハッキリ映るような目立つデザイン性が良い:表彰楯・表彰盾
- 色や形状などのデザイン性と受賞者へ感謝の気持ちを文字できちんと伝えたい:表彰状+楯の併用(例:額入り表彰状+ガラス楯)
表彰状・表彰楯(盾)の製作事例ご紹介
これまで当社にて製作させていただいた、表彰状・表彰楯・表彰盾の事例をご紹介させていただきます。
製作事例:日経BPコンサルティング様

株式会社日経BPコンサルティング様より、BRANDJAPANの25周年の表彰でご活用いただきました。
差別化のために金箔とプラチナ箔を使ったランク分けと、お客様の業績も右肩上がりにという意味を込めた表彰楯の形状をご提案し、採用いただきました。

一括で注文したいというお客様の意向で表彰品の全てを東京徽章に一括でお任せいただきました。
表彰状・表彰楯・表彰盾の製作を承ります
当社では、お客様のご要望に細かく対応した表彰状、表彰楯・表彰盾の製作が可能です。
これまで、法人様や団体様向けの表彰アイテムを多数製作してきた実績がございますので、ご発注いただける際のご予算や表彰式の内容、ご希望納期をご連絡いただければ、具体的な製作案をご案内いたします。
「表彰式を今度開催するけど、どのデザインが良いのか分からない」といったご相談にも、親切丁寧にご提案させていただきます。
そのほか各種サイズ・仕様も対応可能です。デザイン提案やレイアウト作成も承ります。