表彰式や運動会、スポーツ大会やイベントなどでトロフィーを贈呈するシチュエーションは数多くあると思いますが、その中でも、企業やイベントの周年記念やスポーツの大会で優秀な成績を残した選手などには、その場に相応しい高級感のあるトロフィーが相応しいかと思います。
特にデザイン性や高級感ある雰囲気があるトロフィーとして金箔を使ったものがあります。
本コラムでは、金箔を使ったものや高級感のあるトロフィーがどのようなものなのか、金額なども含めて解説していきます。

金箔のトロフィーは高級感ある輝きが特徴

トロフィーや優勝カップといえば、金色や銀色などに輝いて、スポーツのイベントや表彰式などでも相応しいとても豪華な出来栄えをしているイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。
ですが、上記のものは通常の加工を施したものとは異なり、金箔加工をしたトロフィーがあります。金箔加工されたトロフィーがどのようなものなのか、まずは、金箔トロフィーと通常のトロフィーの違いを一緒に見ていきましょう。

金沢産と京都産の本金箔

金箔トロフィーが通常の加工されたトロフィーとの大きな違いのひとつが、使用されている金箔の種類と貼り方です。
金箔の加工をしたトロフィーとしては、金沢産京都産など伝統工芸地域で生産され、耐久性や色持ちが高い本金箔が主に流通しています。

本金箔は手作業による箔貼りと金箔特有のシワによって醸し出す高級感が、量産向けの自動圧着とでは密着性や剥がれにくさに通常のトロフィーとの違いが出ます。

金箔加工工程

加工段階で箔が浮かないように裏面への保護コーティング(ニスやラミネート)や、湿気を防ぐためのフエルト貼りやバッカー加工、側面への段差処理や巻き込み仕上げによる摩耗防止などを施して、ムラのない滑らかな仕上がりになるのが特徴です。

金箔加工裏面

また、裏面には、金箔が剥がれにくくなる特殊加工を施しています。商品タイプによっては裏面にフェルトを貼る仕様となっており、設置時の安定性や保護性も考慮した、実用性とトロフィーとしての高級感を兼ね備えた仕上げにします。

金箔トロフィーの選び方

ここまでで金箔のトロフィーが通常のトロフィーと異なる加工が施されていることについて理解できたかと思います。
では、企業やイベントの表彰式、スポーツ大会などの各シチュエーションで使いたい、金箔トロフィーの選び方として、どのような種類や選び方をすれば良いのかと考え始めるタイミングかと思います。ここからは、金箔トロフィーの選び方を当社の製作実績と共に解説します。

金箔トロフィーの種類

金箔トロフィーの中にもデザイン性にいくつか種類があり、お好みの形や色合いで選んでいただくケースが多いです。
当社でも、下記のトロフィーは、海外向けの輸出品やスポーツ団体様向けの商品として取り扱っております。

特に近年では、金沢産と京都産の金箔を加工したトロフィーが市場としてニーズがあり、お問い合わせや発注件数として増加傾向にあります。
金沢産の本金箔は、金沢エリアを中心に受け継がれる薄さ1万分の1ミリの技術を活用し、漆器や仏具だけでなく、現代ではアートや記念品にも応用されるほど、繊細で美しく見ごたえがあるのが特徴です。

京都産の金箔については、この後の型番紹介と合わせて解説します。

金沢産本金箔トロフィー

※画像の左側にあるトロフィーは金沢産本金箔を使用したトロフィー

アライブ:型番AU-1688

アライブという名称のAU-1688モデルは、金箔をベースに赤や黒、緑など複数の色を混ぜた独特の色合いと、右肩上がりの滑らかなアーチ状の曲線が特徴のトロフィーです。

本トロフィーを基にした製作事例として、「JPFF EAST(日本プライベートフットボール協会 東日本支部)」様より、アメリカンフットボールの社会人チームである立川ファルコンズ所属の選手の方向けに、表彰用トロフィーとして製作させていただきました。

立川ファルコンズ様トロフィー

表面には、紺色との配色でアメフトの表彰式という晴れ舞台に相応しいデザインと、MVPとして活躍された選手のお名前と所属チームを印字しました。

お客様の声として、JPFF EAST様からは「スポーツ大会のMVPにAU-1688を贈呈し、箱を開けた瞬間に歓声が上がりました」とのコメントをいただきました。

京都本金箔:型番CK-343・CK-344

滴(しずく)のように優雅なシルエットが特徴で、海外遠征・国際大会・アワード式典などの、幅広いシチュエーション向けとして採用いただいております。裏面は京都産の本金箔(フエルト付き)となっており高級仕様です。

京都産本金箔トロフィー

CK-344を発注いただいたお客様のコメントを下記にてご紹介します
T社様「海外取引先表彰としてCK-344を選びました。現地でも好評でした」

まとめ

ここまでで金箔トロフィーが通常のトロフィーとどう異なるのか、どのようなシチュエーションで使われているのか、理解が深まったかと思います。
金箔トロフィーは、単なる高級感を演出する為の記念品としてだけでなく、贈る人の敬意や称賛を、形として伝えることができる大切なものです。

当社では、これまでのお取引実績に基づいた高い加工技術と、「伝えたい想い」を実現するためにどのようなトロフィーが相応しいかご提案をさせていただき、大切な瞬間を形に残すためのサポートをさせていただきます。

お見積りやご相談、カタログ請求など、トロフィーをお探しの方はお気軽に下記のお問い合わせフォームよりご連絡いただきましたら、オンライン形式もしくは対面形式でご用件をお伺いいたします。