これから初めて自社用の社章やバッジを用意しようとご検討中の方、あるいは既存の社章をリニューアルしたいとお考えの方にとって、「どこに発注すればよいのか」「どのような点を重視すべきか」は悩みどころです。
本コラムでは、社章は何のために必要なものなのか、社章の選び方でどのようなポイントを抑えておくべきか、社章の発注先をどのように選べば良いのか、などを解説していきます。
Contents
社章とは企業を象徴するもの
企業やスポーツ団体など、あらゆる組織などで活用されている社章は、存在自体は知っているものの、具体的にどんな企業などが社章を身に付けるケースが多いのか、また社章そのものにどのような役割や意味があるのかを解説していきます。
社章の役割
企業や団体が自社のロゴやスローガンなどを象徴として身に付ける社章は、社員の一体感を高めることと、社外へのブランディング効果も期待できるアイテムとして、大企業から士業などの専門的な業務を扱う企業、中小企業まで幅広く重宝されています。
また、外部への宣伝効果だけでなく、自社の社員個人もスーツや制服などに普段の衣服に身に付ける事によって、所属意識を持ってもらうこと、各々の業務に対して企業の仕事を誇りを持って取り組んでもらうなど、意識改革にも効果があるなど、社内外の幅広い場面で社章の存在が大きな役割を果たします。
社章・バッジのデザインの選び方
社章やバッジが持つ存在意義や役割について、ご理解いただけたかと思います。
重要性を認識したところで、次に大切なポイントとして、社章の第一印象を決めるのがデザインです。伝えたいイメージや企業の価値観を反映させることが重要です。
ここからは、社章のデザイン性についても、どのようなポイントに注目した方が良いのか解説していきます。
形と大きさ
多くの企業が自社のロゴマークをベースにデザインしますが、社章は言葉ではなく形で表現するものなので、社訓やスローガンの象徴的なモチーフ(花型・王冠・円形など)を図案に加えることで、より一体感のある仕上がりになります。
色彩
社章は手のひらサイズの非常に小さいものが多いですが、胸ポケットや襟など、人からの視線に入りやすい箇所に身に付けるので、自然と印象深くなるような色彩も大切なポイントです。
特に、ロゴやコーポレートカラーとして指定されている色を元にしたデザインにすることで、社章とロゴとの統一感を演出することができます。
社章を製作する場合には、予めロゴやコーポレートカラーの色を確認しておくと良いでしょう。
社章の種類と加工別の選び方
ここからの章では、社章に用いられるいくつかの加工方法と質感について解説していきます。
ご希望の色彩や光沢具合、ご使用用途などによって、どのくらいの仕上がりになるのか参考にしてみて下さい。
研ぎエポ仕上げ

凹凸の仕上がりになるよう型でプレスし、プレス後の凹の箇所にエポキシ樹脂を入れて色入れをする加工方法です。
企業やブランドのロゴなど、色を強調したい場合に向いています。
参考元
株式会社東京徽章 国産社章仕上げ一覧(価格)
七宝仕上げ

壺など工芸品を焼く際に用いられ、伝統的な焼き方である七宝焼きと同じ工法で、ガラスを700度~1000の高温で焼き付けを行います。
色彩は鮮やかな仕上がりになるのが特徴です。
参考元
株式会社東京徽章 国産社章仕上げ一覧(価格)
金・銀メッキ仕上げ

シンプル且つ高級感のある金と銀のメッキ加工に仕上げる方法です。
代表取締役や役員など、社内の重役が身に付ける社章として金メッキ、一般の従業員は銀メッキなど、色で立場や担当業務を分かりやすくするなどの使い分けも活用方法として挙げられます。
参考元
株式会社東京徽章 国産社章仕上げ一覧(価格)
イブシ仕上げ

社章に銀メッキ加工を最初に施し、その後に薬品を用いて艶を消す加工方法です。
イブシ仕上げの職人による手作業での加工になるので、1品ごとに異なる仕上がりになり、個性を出したい場合に向いています。
参考元
株式会社東京徽章 国産社章仕上げ一覧(価格)
ダムシン仕上げ

社章本体を黒く塗装した後に焼く加工方法です。
漆黒の色彩が印象的なデザインになるので、黒色と他の色とのコントラストを表現したい場合に特におすすめの仕上げになります。
他社様では艶なし仕上げが多いのですが、当社では、ご要望のデザインに合わせるために艶なしと艶ありをご自由にお選びいただけます。
参考元
株式会社東京徽章 国産社章仕上げ一覧(価格)
レーザー加工式

レーザーで型を彫刻する加工方法です。
社章やバッジを製作する企業内でも、取り扱っている件数が少ない加工方法で、レーザー加工ならではの滑らかな仕上がりが特徴です。
※仕様により対応不可の場合は別途型代が発生いたします。
社章の製作事例
当社でこれまで製作した社章の中から事例をご紹介します。
製作事例:株式会社グローバルリンク様

株式会社グローバルリンク様のロゴでもある「G」をメインに青と黄色を目立たせるデザインで作成。
研ぎエボ加工と呼ばれるエポキシ樹脂を凹んだ部分に入れて研磨することによって色入れをしました。
最短納期希望との事で4週間ほどで作成しました。
社章・バッジの留め具の選び方
続いて、社章やバッジを身に付ける際の留め具についても解説します。
どの留め具が使いやすいのかも、普段使いをする上で非常に大切なので、一緒に確認していきましょう。
タイタック式

社章やバッジの留め具として多く用いられる形式です。
企業のロゴやブランドロゴなどでも、よく選ばれています。
ネジ式

スーツの襟部分など、穴が空いている箇所に身に付けることを前提とした留め具です。
ネジ式なので、左右に回して誰でも簡単に取り外しが可能です。
東京徽章では小ロットでも型代無料
ここまでで、社章やバッジの選び方についての解説は以上です。
「社章=大量発注が必要」と思われがちですが、当社では50個までの小ロットでも型代無料で社章の製作が可能ですので、従業員が数人の中小企業様や部署単位、小規模の団体様のご発注も承っております。
※仕様により型代無料で作成不可の場合がございます。予めご了承ください。
- 企業の代表様が交代されて社章を一新されたいとご検討中の方
- 創業して間もない企業様
- 留め具が使いづらくて、もっと簡単に取り外しが出来るようにしたいとお悩みをお持ちの企業様
がいらっしゃいましたら、下記のお問い合わせボタンをクリックし、フォームに詳細をご入力いただければ、新しい社章のデザインや留め具のご提案をいたします。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせをお待ちしております。